あるひチャチャとチャイチャが雲にのってさんぽしてると、風といっしょにお手紙が二ひきのほうに来たよ。
そのお手紙をチャチャがうまくキャッチしたよ。チャチャがふうとうの中身の手紙を見たら、
こんなことが書いてあったよ。
「チャチャとチャイチャと雲さんへ。ぼくたちの町をきれいにしてください。すみませんが、おねがいします。
場所は風がふいてきたほうへ行ってください。そしてゴミなしまちにしてください。
ゴミすてまちの、ゴミゴミぐもぴーより」
チャイチャも読んでみて、くびをかしげました。
「ゴミすて町っていうところ、どんくらいゴミあって、どんくらい片付けるんだろう。そこもくわしく書いてほしかったんだけどな。」
チャイチャがもんくを言っても、ほかのみんなは何も言いませんでした。それで雲がやっと口をひらきました。
「知ってるよぼく。ゴミすて町にはね、はなまるみたいなゴミがたいりょうにあって、空の缶ジュースがおちてて、めっちくさくて、虫も数えきれないほどいるんだよ。だから、ほかのぐもぴーたちからもきらわれているんだよ。いやでしょ。でも、片付けたらよろこぶだろうし、とにかく行ってみようよ。えーっと、行き先は風がふいてきた所だよね。」
次はチャチャが言いました。
「でも、どんぐらい時間かかるの?」
そして、また雲がせつめいしました。
「あのね、三日間か四日間ぐらいかかるの。」
「えー、そんなに?めんどくさっ。」
とまたチャイチャがもんくを言いました。でもすぐに
「まぁ行こう。いつまでもくさい町だったらいやだろうし、ぼくたちが来なかったら、こっちがきらわれるだろうしね。」

そして、二ひきと雲はゴミ捨て町へ行くことにしました。風が来たほうに行ってみると本当にくさいにおいがしてきて、もっと行ってみると町があって、町のまわりにははなまるみたいなゴミがちらかっていました。
(後半へつづく)
おまけの音読ワンよ
ぜひ音読してみね!

