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チャチャとチャイチャの物語 第五話 ゴミ捨て町でたいへんなお片付け 前半

あるひチャチャとチャイチャが雲にのってさんぽしてると、風といっしょにお手紙が二ひきのほうに来たよ。

そのお手紙をチャチャがうまくキャッチしたよ。チャチャがふうとうの中身の手紙を見たら、

こんなことが書いてあったよ。

「チャチャとチャイチャと雲さんへ。ぼくたちの町をきれいにしてください。すみませんが、おねがいします。

場所は風がふいてきたほうへ行ってください。そしてゴミなしまちにしてください。

ゴミすてまちの、ゴミゴミぐもぴーより」

チャイチャも読んでみて、くびをかしげました。

「ゴミすて町っていうところ、どんくらいゴミあって、どんくらい片付けるんだろう。そこもくわしく書いてほしかったんだけどな。」

チャイチャがもんくを言っても、ほかのみんなは何も言いませんでした。それで雲がやっと口をひらきました。

「知ってるよぼく。ゴミすて町にはね、はなまるみたいなゴミがたいりょうにあって、空の缶ジュースがおちてて、めっちくさくて、虫も数えきれないほどいるんだよ。だから、ほかのぐもぴーたちからもきらわれているんだよ。いやでしょ。でも、片付けたらよろこぶだろうし、とにかく行ってみようよ。えーっと、行き先は風がふいてきた所だよね。」

次はチャチャが言いました。

「でも、どんぐらい時間かかるの?」

そして、また雲がせつめいしました。

「あのね、三日間か四日間ぐらいかかるの。」

「えー、そんなに?めんどくさっ。」

とまたチャイチャがもんくを言いました。でもすぐに

「まぁ行こう。いつまでもくさい町だったらいやだろうし、ぼくたちが来なかったら、こっちがきらわれるだろうしね。」

そして、二ひきと雲はゴミ捨て町へ行くことにしました。風が来たほうに行ってみると本当にくさいにおいがしてきて、もっと行ってみると町があって、町のまわりにははなまるみたいなゴミがちらかっていました。

(後半へつづく)

おまけの音読ワンよ

ぜひ音読してみね!

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この記事を書いた人

こんにちは、Aiです。私は小学一年生からブログをはじめています。チャチャとチャイチャという二ひきのいぬがくものたびをするものがたりを書いています。第十話まであります。ぜひ見てください。

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